建築中の住宅検査での指摘事例(6)

立ち上がり基礎

立ち上がり基礎

立ち上がり基礎コンクリート面にクラックが横方向に見られた。深さはあまりなく幅は0.3~0.4㎜程度であった。補修方法としてエポンキシ樹脂を注入する方法があるが、コンクリート強度が出ているか確認した上で対処方法を決めることが良いと判断し、コンクリート強度試験の実施を施工会社へ依頼した。

立ち上がり基礎

立ち上がり基礎

立ち上がり基礎コンクリートに写真のようにコールドジョイントが見られた。
この基礎部分はクラックもあったので、コンクリート強度試験の実施を依頼した。

基礎の天端

基礎の天端

基礎の天端の一部に写真のように欠けている箇所が見られたので、補修するように指示した。

インサートナット

インサートナット

インサートナットが立ち上がり基礎に埋め込まれているが、一ヶ所、写真のように曲がって設置されていた。この箇所を入れ直すように指示した。

床材

床材

床材(ALC板)に欠損があったので、補修するように指示した。

断熱材

断熱材

壁に設置している断熱材の表面のアルミフォイルに破れがあったので、補修するように指示した。

屋根の下地

屋根の下地

屋根の下地材のアスファルトルーフィング紙の状態を確認し、一部破れている箇所があったので、是正と是正箇所の写真提出を指示した。

屋根の下地

屋根の下地

屋根の下地材アスファルトルーフィングによれが見られた。 また、空気が入り、密着していない箇所もあったので、きちんと設置するように指示した。

軒天の下地材

軒天の下地材

バルコニーの軒天の下地材に破損が見られた。下地なので見えがかりではないが、一応補修するように指示した。

サッシガラスの種類

サッシガラスの種類

掃き出し窓(2ヶ所)のガラスが設計図では透明ガラスだが、現場では網入り透明ガラスになっていた。現場監督へ理由を聞き、調べた結果、2階の掃き出し窓に付けるものを間違って設置されていたので、きちんと設置するように指示した。
また、1階西側窓のガラスは網入り型ガラスのはずが、透明ガラス(網なし)が設置されていたので、取り換えを指示した。